「え、普通にだよ?」 千尋くんは、当たり前だろと言わんばかりに見てくるけど… 普通って、なに。 「し、絞るの?」 「え?絞るって…ふはっ」 違うの…? 「絞らないの?」 「はは、絞らないよ。ただお湯に煮干しを入れるだけ!」 そうなんだ、よかった絞らなくて。 「ねえ、花恋ちゃんほんとに料理できないんだね。」 千尋くんにそう言われると少し癪に障るけど、否定できない…。 「最初に言ったじゃない。」 少しムスッとした声でそう言うと 「はは、怒らないでよー。」 にこやかにそう返された。