そしていつものように一人でご飯を食べて、いつものように家に帰った。



たった一つ。を除けば…。



3時間くらい前だろうか…



あの日からよく使うようになった空き教室にいた私。
 
 

「はぁ〜…眠い…。少しだけ、寝ようかな…」


そんな時だった。



ガラッ



勢いよく扉が空いたのは。




「う、わぁ!」



びっくりして素っ頓狂に叫んでしまった。



入ってきたのは、



見たことのない端正な顔立ちの男子だった。



「誰、お前…。」



え、お前こそ誰だよ。



「あなたこそ誰?」


「俺は、佐渡裕翔(サワタリユウト)お前は…」


佐渡、裕翔…。聞いたことないな…



こんな端正な顔立ちの男子なら女子がきゃあきゃあ騒ぐはずなのに…。


てか、私の名前知らないんだ?


悪い意味で有名だけど。






「私は、如月花恋。」



「如月花恋…。聞いたことないな…」



「聞いたことないんだ?珍しいね。」


「お前、有名なのか…?」


「うん、悪い意味でね。」