「1回、行ってみたい。」 気づくと私はそう言っていた。 「じゃあ、今日の放課後でいいか?」 「う、うんっ!」 「じゃあ、放課後。」 …裕翔は、私が影を舞う蝶だと知っても 離れないでくれた。 きっとそれは裕翔にとって影を舞う蝶は恐怖でもなんでもないから。 だってよく考えたら月影は全国クラスの暴走族。 そんな族の総長が私なんかを怖がるはずないよね。 「じゃあ、教室戻るか。」 「そうだね。」