休憩時間になるとあたしの想いは爆発した。

あたしは先生の顔を見ると、自分がどうしていいか分からなくなってしまい、急に泣き出してしまった。

先生はあまりに突然にあたしが泣き出してしまったから、びっくりした顔をしていた。

びっくりしすぎて動きが止まって、きょとんとしていた。

あたしは最後の授業に言うつもりのなかったことが、心に留めておくべきだと思っていたものが、言わなきゃ良かったものが、決壊したダムのように言霊となって溢れ出してしまった。

「先生。先生は今日が終わったらあたしの先生じゃなくなるんでしょ?」

「先生、あたし先生が好きなんです。今日が終わったら考えてくれませんか?」

先生は、困った顔をして微笑んでいた。

何かを考えながら、手に持ったボールペンを何回もノックしていた。