5月8日の深夜。

もうすぐ日付が変わろうとしていた時にシンちゃんはあたしに告白した。

「知佳、俺たち付き合おうか。」

知り合ったばかりの人と付き合うことに気が引けたけれど、彼の真剣な顔と言葉に惹かれるものがあり、あたしは無言で頷いた。


シンちゃんはあたしを潤んだ瞳で見つめ、頷くと同時にキスをしてきた。


1回目は軽いキスだった。

2回目は長いキスだった。


シンちゃんはあたしの至る所にキスをした。


あの日の夜から、あたしとシンちゃんは付き合うことになった。


そしてその日に体を重ねたのだった。