泣きそうになって下を向こうとするあたしにシンちゃんは笑いながら 「で、飲み直そうか?」 そう尋ねた。 あたしは、シンちゃんの笑顔につられて、笑顔を見せて大きく頷いた。 シンちゃんとあたしは、あたしのアパートで飲みなおすことになった。 シンちゃんはさっきの真剣な顔が嘘のように、あたしの過去の話題には触れず他愛もない笑い話ばかりしていた。 「知佳って、おもしろいねぇ。」 なんて調子のいいことばかりいうシンちゃんにあたしの心は少しずつ和らいでいった。