盛り上がっている話を中断して、
「ごめん。ちょっとだけ買いたいものがあるから!すぐ戻るから。もし戻らなかったら歓迎会に先に行って。」


友達はあたしの急な発言に全員できょとんとしていた。

あたしは友達にそれだけを言い残して全速力で走った。

足がもつれてしまうかと思うほど、先生がバイトしているあのゲームセンターまで精一杯に走った。


どうしてあんなに走れたのかわからないけれど、あの時は必死だった。


どうして先生とあたしはこんなにもすれ違ってばっかりいるのだろう。


それがすごく悲しかった。