あたしが、高校2年のもうすぐ夏休みを迎えるという時期だった。

あたしは相変わらずメル友、メル友、やり逃げ、傷ついたらリストカットという悪循環の中に迷い込んでいた。

リストカットも毎日のようにしていたあたしは、身体も心もボロボロだった。

それでも、周りにSOSのサインも見せなかったし、いつものようにヘラヘラと笑っていた。
そんな時に出会ったのがヒロアキだった。