ショウヘイとの付き合いにデートなんて文字はなかった。

一応は二人とも受験生だったから、会う時間は限られていた。

でも会えば毎回のようにショウヘイに身体の関係を求められ、身体を重ねることと続いた。


あたしは、ショウヘイもやっぱり今までの男の人と一緒なんだと思った。

求められれば求められるほど、あたしの気持ちは冷めていった。

リストカットも続いていた。


ショウヘイと付き合うようになり、あのメールの一件以来、先生との連絡は取ることはなくなっていた。


先生からメールが来ることもなかったし、先生がバイトしているゲームセンターにも近づかなくなっていった。