先生は10分も待たずに返信をくれた。


先生のメールには珍しく、たくさんの絵文字つきで


〝Title:Re:Re:
ざんねーーーん。1番はサキでしたぁ〟


先生は冗談のつもりだったんだろう。


あたしにとっては、きつい冗談以外の何物でもなかった。

このメールであたしが想う先生への気持ちはプツリと切れてしまった。


ちょっとしたヤキモチが重なり合って大爆発を引き起こし、あたしの心を闇で覆ってしまった瞬間だった。