「CMの仕事は初めてだったけど、この会社の、このお茶のCMで良かったと思ってる」 「どうして」 座ったままの高遠さんは、俯き加減なアタシの顔を見上げるようにしている。 「また会えたから」 くしゃっとした笑顔だった。恥ずかしいとか、照れだとかいろんな感情がちょっとづつ混ざり合ったような、そんな笑顔だった。 「見ていて貰えたから、頑張れた気がする」