部屋でゴロゴロしながら考える。

…やっぱり納得いかない。

そう思ってクッションをぎゅううっと抱きしめる。

はる君め…ほんと来るの早いんだからっ!

…まあはる君の学校、私の学校より終わるの5分早いもんね…

そう思って再びうぅ〜…と唸っていると…

「結乃ー!」

「は、はーい!!」

突然ママに呼ばれて慌てて階段を下りる。

「なあに?」

「ああ結乃、これね、ママが漬けたお漬物。
悠真君のところにおすそ分けしてきてくれない?」

お漬物…!?

「やったぁ!漬けたの!?
私ママのお漬物大好きっ」

「ふふ、そう言われると作りがいがあるわ。
帰ってきたら夕飯と一緒に食べられるようにしておくから、お願いね」

「はーいっ!」