次の日の教室。



「翔太っ!昨日はごめんね〜?」

「本当だよー!なに腹こわしてるんだよー」


いつも通りのふざけた会話。昨日の悲しさは、心に閉まっておくことにした。

だって、そうすればいつも通りバカみたいな話ができるでしょ?


「で、どーだったの?昨日」

「遊園地でさ、由夢がいないから気まずかったんだけど!」


やっぱり、遊園地には行ったんだ。

はっ!そこに悲しんじゃダメだよわたし!応援するって決めたんだもん、、


「由亜、私服可愛かった?」

「ん?そりゃ可愛ーんじゃね?」


わたしはバカだ。なんで自分を傷つける質問しか出てこないんだろう。



ヤバい、泣きそう


「やっばー!お腹、治ってなかったみたい、、トイレ行ってくる、、」

「え!痛いのか⁉︎トイレついてってやろーか?」

本気で心配してくれる翔太に心が痛む、、

「やっだー翔太へんたーい!心優連れてくからへーきっ」

お腹をさすりながらトイレに向かって走った。


教室を出るときにチラッと見えた、由亜が翔太に近づいていった光景は夢だと思いたい。