~数年後~


「オギャァ!オギャァ!」


病院に赤ちゃんの声が響き渡る。
その声と同時に…俺の瞳からは溢れんばかりの涙が出た。


「おめでとうございます!元気な男の子ですよ!」


病室にはグッタリと疲れきった美姫がいた。


「美姫…よく頑張ったな。」


「龍斗…ありがとう…。」





俺は美姫の手を握りしめた。