俺様王子?!




「次どこいく?」


「あそこのカフェ行かない?」


…カフェ…


「いいよ!行こ!」



…………私はなんでOKしちゃったのかな…
この時…私が断ってたらあんなことは無かったのに…


~カフェ~



「私、カフェオレ下さい!」


「私はカプチーノ!」


凄い…香織カプチーノ飲めるんだ…私は無理だな…


「席どこにする?」


「あそこ…


――ガチャン――



「香織?!何落としてるの?せっかく買ったのに!
まだ一口も飲んでないのに!」


一体何?


「…圭…也…」


え?圭也?嘘…

私が見ると確かにそこには圭也…と女の人がいた。


「…なんで…圭也…なんで…!!!!」


「香織!」


香織は走って店を出た。

どうしよう…追いかけなきゃ!


「あれ?みー?どうした?」


「圭…今香織と居たの…そしたら見られちゃって…!なんでまたあの人と?」


「マジかよ…今出来た指輪…渡して貰ってたんだよ…
とにかく俺追いかけるから!ここで待っててくれ…」

「でも…」


香織が心配だよ…


「頼む」