隙間になっている通路の奥を見ると、エアコンの室外機が。
しかもその上には物が置いてあり、ビニール袋が被せてある。
バイクのエンジンが切れると、移動する音が聞こえるかもしれない。
祐也が無言で私を隠したなら、きっと隠れていた方がいいんだ。
なるべく音は立てない様、ゆっくり歩き、室外機の後ろに回る。
しゃがんで体を丸めると、
すいません……
エアコンの主に心で謝りながら、室外機の上のビニール袋の置物を僅かにずらして、自分自身があまり見えないように努めた。
ーーあ。
私がその体勢に入った時、ちょうどバイクのエンジンが切れる。
「お姫様は?どこだよ。お前一人?」
どこか馬鹿にした様な。
明らかに声色で美舞のみんなじゃない、と。
握った拳に、じんわりと汗をかいた。
しかもその上には物が置いてあり、ビニール袋が被せてある。
バイクのエンジンが切れると、移動する音が聞こえるかもしれない。
祐也が無言で私を隠したなら、きっと隠れていた方がいいんだ。
なるべく音は立てない様、ゆっくり歩き、室外機の後ろに回る。
しゃがんで体を丸めると、
すいません……
エアコンの主に心で謝りながら、室外機の上のビニール袋の置物を僅かにずらして、自分自身があまり見えないように努めた。
ーーあ。
私がその体勢に入った時、ちょうどバイクのエンジンが切れる。
「お姫様は?どこだよ。お前一人?」
どこか馬鹿にした様な。
明らかに声色で美舞のみんなじゃない、と。
握った拳に、じんわりと汗をかいた。

