青空の下月夜に舞う 3

変なやつ、と口にしてバイクに股がる祐也を見る。

あれは、私の勘違いだ。
うん、そう思うことにしよう。


だって祐也はいつもと変わらないわけだし。

そうだよ!そもそも、私がカッコつけタイムを作り出したみたいなもんじゃん。

私がしっかりしてれば、気まずくはならないんだよ。



「ふふふふ」

「不気味わりぃ。きも。きもきも」

「うるさいし」


うん。こんな感じがいい。

手渡されたヘルメットをかぶり、エンジンをかけたバイクの後ろに乗ろうとした。




その時だった。

遠くから。バイク数台……こちらに近付いてくる。


嫌な予感。背中がヒヤリ。


当たって欲しい時には、当たらないのに。


外れて欲しい予感の時は、外れないものだ。