青空の下月夜に舞う 3

「普通起こすだろ。俺さっきまで寝てたし」

祐也がダルそうにバイクの下でしゃがんでこちらを向いていた。


だって。
あんたが悪いんだからね。


夏休み中、祐也が来てる時もあったから、さほど驚きはない。でも……


「今日さゆりさんと約束してる」

「……あ?ああ、カラオケ行ってるってよ。麻衣連れてくる様に言われた」


あ、そうなんだ。

車が来ていない事を確認して、祐也に近付く。


普通に。普通にしてればいいんだ。

しゃがんでいた祐也も、私との距離が詰まると、ヘルメットを手渡される。


「……」

「……」

「……何で大人しいんだよ。疲れたか?」

「……」


優しくすんな。馬鹿。