青空の下月夜に舞う 3


さゆりさんは好きだ。
リカさんも、カナさんも。
むちゃくちゃいい人。


携帯の電源を切っている理由……
聞かれたらちょっと困るのが正直な気持ち。


裸女が良くて、さゆりさんがダメって言うことなんじゃないんだけど。


バイトが終わる迄の時間。


頭の中は、“どうしよう”でいっぱいになり。



「お疲れ様でしたー……」



バイトが終わっても、自分の中で答えは出ずに、従業員出入口から外に出た。


蒸し暑さが体を包む。
夕陽が少しオレンジ色に染まっていて、眩しさに目を細めた。



さゆりさん達来てるかな。
裏から表に。
田中医院の前へと足を向ける。

だけど、そこにみんなの姿はなくて。
止まっていたのは一台のバイク。