青空の下月夜に舞う 3

みんなが出払った後、私も教室を出た。

人の視線は感じるものの、まばらになっている人混みは、登校中程のものではなかった。


下駄箱から出ると、職員玄関前に、見知った姿。


「あ!」


思わず口に出してしまう。それは当然嬉しくて。

だけど……
瞬時に浮かんだのは、セナに無視された事。



もし。またそんな風にされたら。

呼びかけていた声を押し戻すかの様に、軽く上げていた手も下ろす。


ぎゅっと握った拳。

小さな事かもしれないけれど。


拒絶される事を、自分がこんなにも恐怖に思っているんだ、と。
情けなく感じて。

どんどん視線は降下していく。