「他……てか。俺もそろそろ焦ってきてるから、言っとくけど」
――ゴクリ。
生唾を飲み込む音が、聞こえるはずなんてないのに。
自分の動作や。
目の前の祐也が、ちょっと俯いて赤い髪を風に揺らすのが、世界の全てに見えるくらい、目が反らせない。
形のいい唇が開きかけた……
「あーーー!!サボってる!ずっるーい」
「っ!!」
―――――ガタガタガタガタッ!!!
開いた教室の窓から。
裸女登場。
本日2度目。
お尻を床に打ち付けた。
「わわわわ!大丈夫?麻衣ちゃんズッコケ過ぎ!あはは!」
「美咲さん、コイツさっきもこけたんだよ」
「そうなの?麻衣ちゃんドジッこキャラ?」
「……違います」

