勘違いじゃない。
確実に目は合ったのに。
ガタガタと自分の椅子をひいて、自分の椅子を席に座った。
祐也は既に机に頭を凭れていて。
……故意に反らされた。
想像していなかった。
セナから無視されるなんて。
思いの外ショックは大きくて。
一時間目の始業式。
みんな体育館に向かう中、セナはやっぱり私の所には来ない。
話しかける勇気もない、私は。
気持ち良さそうに眠る祐也と共に、教室に残った。
今日は学校すぐ終わるし。
バイトは、学校終わってすぐだし。
明日はちゃんと、心構えして学校こなきゃな。
「はあ……」
大きく吐いたため息は、静かな教室に吸い込まれる様に儚く消える。

