私達のそんなやり取りを見ていた皆が、寄ってたかって私の唐揚げを奪おうとするから、
「おい、やめろって。麻衣ちゃんの唐揚げが無くなるだろ」
止めてくれたのはミナ。
しかも、私のおかずに、ミナからエビフライのプレゼントまで。
有難い。ありがとう、ミナ。
「美咲が作ったんだろ、それ。唐揚げ取ってエビフライって、麻衣ちゃんのが得じゃねえ?」
慶太郎が言い放ち、ドッと笑いに包まれる。
「いいの、いいの。楽しければ」
美咲さんがそう言うと、慶太郎からカツ丼のカツを貰ってた。
ワイワイと。
まるで小学校の頃の遠足みたいだ。
お弁当は、ほとんど親の手作りではないけれど。
皆で居るのが本当に温かくて。
心の底から楽しい!って思える。

