「上野さんって怖い人だと思ってた。こんな風に笑うんだね」
田宮さんが言う。
ほら。やっぱり。
「私もだよ。これからは話し掛けてもいい?」
渡辺さんの言葉に、妙な恥ずかしさが産まれる。
「もちろんです……ていうか、これ告白みたいだね」
そう言った私に、二人は顔を見合わせて、「本当だ」と。
三人でまた笑った。
友達、と言うにはまだ浅い関係だけど。
クラスメート、と。
友達、の。
間ぐらいには昇格したんじゃないかと思う。
トイレにから生徒席まで一緒に歩いて、別れる時手を振られたのが、また少しくすぐったい気持ちになった。

