――――ガコン。
「濡れるぞ。早く戻ろうぜ」
「……うん」
――――ガコン。
結局二人分の飲み物だけで、部屋に戻る事に。
戻っても、誰も何も言わない。
再び七並べに参戦する祐也も、普通の顔。
良かったのかな。
私が気にしすぎか?
ソファに座り、プルタブを開けると、あーでもない、こーでもない、と。
はしゃぐみんなを見ながら、時間が過ぎていった。
自販機はマンション下だから大丈夫だったけど。
窓を打ち付ける雨はやみそうにもない。
一人だったら。
ベッドの中で丸くなっているんだろう。
いつ、雄大が訪れるか分からない……抜け出せない闇にもがきながら。

