青空の下月夜に舞う 3


太ももを這う手がどんどん進む。

嫌なのに。

腰に回していた腕も、徐々に力を緩め、私のブラウスをスカートの外に引っ張り出す。


拳を握り、策はないか必死に考え、体が震え出す。

その時。
雄大の手がピタリと止まった。


「……麻衣、生理?」


雄大の言葉に、コクンと。
後ろから話す雄大の顔は見えない。


すると……


「ひゃっ……っ、」

「本当だ。嘘じゃないんだね」


中に手を入れ、引き抜いた雄大の指が赤く染まる。
私は思わず顔を反らした。


嫌だ。もう、こんなの。

泣きたくないのに、涙が溢れそうになった瞬間。


「早かった、な」


そう呟いて、雄大の腕から解放された。