青空の下月夜に舞う 3


私はカクカクと顔を縦に動かす。


「本当に?噂にはなってないし、情報として入っては来ないけど。まさか内緒で誰かの女になってない?」


ーーギュゥ……

抱きすくめられてる腕が、徐々に力を込めていく。


「誰とも、付き合ってなんか、な……」

「やっぱり。体に聞いた方が早いかな」

「……ちょっ、雄大……それは、」

「ダメ、じゃないよね?誰のものでもないんでしょ?」


私の言葉に被せて言い放った雄大は、私の腰に腕を巻き付け、もう片方の手は、体を這い、太ももに伸びた。


流石にダメだ、と頭が判断し、抵抗しようとした……けれど。

一度太ももから、雄大の手が離れたかと思えば。


黒いスマホが目の前に差し出され。