誰か一緒にジュース買いに行かない?
そんな台詞は友達ならではの言葉。
面白くて、優しい彼等。
でも私はまだ気軽に、そんな風に声を張るのは気恥ずかしい。
どうしようか、と。
迷った挙げ句。
響に目を向けると、ソファに座り、目を閉じていて。
裸女は、七並べに熱くなってるし。
「ねぇ……自販機付いてきて」
Tシャツの裾を、ピッと引いて声をかけた。
「あ?……ああ、なんだよ。奢れよ?」
クラスメートのトマトくん。
だって、この中では一番頼み事をしやすい。
しやすさで言えば群を抜いている。
面倒くさそうに、立ち上がった祐也は、私の横を通り過ぎて扉へ向かう。
「ま、待って!」
付いてきてって意味わかってんのかコイツ。

