青空の下月夜に舞う 3


タバコの箱を見て、「あ、ラストだ」と。近くのゴミ箱に投げ入れて。

ーーあ。入った。


「ナイス、俺」


得意気な慶太郎は、タバコをくわえて火を付ける。


髪洗ったばっかりなのに。
匂いが付くじゃないか。

ムッと睨むと、わざとフーッと煙を吐かれて、思いっきり舌打ち。

私の行動を笑う姿に、まあいいか、と笑ってしまう。

人が居る時が多いこの家だけど、毎日確実に顔を合わせるのは、当然慶太郎で。

いつの間にか、一番リラックスしているのは、慶太郎の前なのかもしれないなぁと、ふと思った。


気を使わせない様に、きっとしてくれているんだろうけど。


「慶太郎、いつもありがとう」

「は?何改まっちゃって」