「ジョシコーセー虐めて遊ぶなよ、お前は」
金髪で、前髪が右側だけ長い、綺麗な顔の男の人が立っていた。
「麻衣ちゃんだよ、この子」
「……ん?誰だっけ?」
中に入ってきた金髪の男の人は、カウンターの上に持っていたビニール袋を置くと、そのまま椅子を引いて腰かけた。
「ほら、慶太郎ん家に居る子」
「……あー!!例の!あれ?一人?」
「慶太郎今買い出し」
「ふーん。前遊んだことある子かと思った」
「忙しいんだろお前」
「うん。今日美容室行ってこの髪とサヨナラしないと」
ポケットからタバコを出すと、慣れた手付きで火を付けた、金髪の人。
雅也さんも、分かっていた様で、座った時に灰皿を出していた。

