青空の下月夜に舞う 3

いくら、みんなの空気が普通だからって。

さっきの事を遥か昔に感じている訳ではない。


目の前の玄関扉はしっかりと鍵がしてあって。
この空間には、裸女と、美舞の面子しかいないのに。


まるで雄大に足首を握られているのかと思う程。



無用心。



自惚れてる訳じゃない。
雄大だって、私ばかりに構っているなんて事はないだろうけど。

でも、植え付けられた恐怖が、私に一人で玄関を開けさせるのを躊躇させた。


きっとこの判断は正しい。
また変に、周りに心配かけてしまう。


出しかけた足を静かに戻すと、みんなが集まるリビングへと向かった。