青空の下月夜に舞う 3

いじられる人が、私から祐也に変わった所で、こっそり七並べから抜け出した私。

冷蔵庫に近付き、中を覗くとオレンジジュースが2つ、こんにちはしてる。


飲んでほしそうに見えた、オレンジジュース。
だけど、キャップに【け】と、マーキングが。


慶太郎の、【け】かな。
喉乾いたけど、飲んじゃダメだから名前書いてんだろうし。

数秒間考えた後、みんなを見たけど楽しそうに盛り上がる七並べに、ソッとリビングを後にした。


財布、財布。

下の自販機行こっと。


部屋に戻り、財布を手にした私は、玄関に向かい、クロックスに足を入れようとした……



―――――あ。



途端に、甦る恐怖。
背中にゾワリ、と鳥肌が。