着いたのはやっぱり拷問部屋。


 血の匂いがすごいする。


 案の定、中央の柱に括りつけられた。


 
総「きみ、間者?」


美「……………」


総「ねえ、聞こえてない?」


 なんの質問にも答えずにいると、総司、って人が刀を抜く。


総「僕を馬鹿にしてる?」



土「総司、やれ。」



ズブブッ



 刀が私の肩に刺さり、貫通する。


 っ!


 正直かなりの痛さだ。




総「もう一度聞くよ。君って間者?」



 何も、言わない。


土「それは肯定の意味と見なすが、いいのか。」



 なんの反応もしない。



総「もう、その面とっちゃえばいいんじゃないですか?」