「ねぇ?希海……その手どうしたの?」 歩きながら、可菜が気になったことを聞いた 視線の先には秋に手を噛まれた右手 「あぁ〜これは傷だよ」 「知ってる。怪我した経緯を聞いてるんだよ」 「あははは…ははー…噛まれたから」 「噛まれた!?人間に!?」 「人間じゃないよ!!」 「動物?」 「そ、」 「なんの?」 「………犬!」 オオカミはイヌ科だから嘘ではない… 「ふぅーん。」 「小さい噛み跡だから!大丈夫だよー」 「希海がそう言うならいいけど」