寂しがり屋の殺し屋


「それで、二匹とも獣医に診せたら衰弱してるみたいで一晩中看病してたってわけ、それでやっと寝れたのが早朝で起きたのがその四時間後朝八時ってわけ」

「ふむふむ………えっそれだけ?」

「(詳しく言ったら上手く言えない自信があるからとりあえず)…うんそうだよ?」

(っと言っておこう)

「それ、だけなんだ……ってその二匹は誰が世話をするの?」

「(痛いとこ聞いたな……)ん?んぁー私」

「希海がね〜ふぅん……」

(な、なんかすごく『羨ましいな〜』みたいな視線が)
「はぁー…可菜、近頃大きい仕事が来るって言ったよな?私」

「ん?あぁ〜ウチがタッグ組みたいって言ったあの時ね〜それがどうしたの?」

「それが厄介なんだ……」

「厄介?それって…………「しっ誰が来る」

コソッ「それくらいウチでも分かるよ〜!」

コソッ「そうだろうな、じゃなきゃ私とのタッグは叶わない」クスッ

「…………なぁ………かよ」

「…………で…………ください」

タタタタ

「あっ!こら!風慎!また僕の菓子パン取ったな〜」

「いいじゃん減るもんでもないし……」