寂しがり屋の殺し屋


真っ白な毛並みに触れた時ガブッっと手を噛まれた……

「〜〜〜〜っ」

痛いちょうー痛い。

でも………

「大丈夫だから……何もしない」

ほらね?何もしなかったでしょう?っと伝わるように視線を送る……

私の顔はすっごく優しい顔をしていると思う……。私の顔を今人に見られたら思わず殺すかもしれない………




「グゥ”ゥ”ゥ”……………」









少しして真っ白な動物と見つめ合う……

「…………………………」



「…………………………」



少しして今度は噛んでいた手を離し……

ペロリ
ペロペロペロ

と手を舐めてくれた……