そのメールを読み何も言わなくなった僕は音々ちゃんに笑いながら

「慶さん?大丈夫ですか?」
と言われてしまった

ハッとしてもう一度彼女を見たら笑っているのに泣いた後のぐちゃぐちゃのままなのが何とも言えなくて顔を洗うことをすすめていた

そして
「よしっ飲もう
 いつものBarでいい?」

といつもの僕ならありえない誘いをしていた
また笑いながら

「慶さんがいいのならせっかくなのでいきましょう」

と答えてくれた

森孝さんは僕たちの先輩でこの前卒業していった僕の憧れであり音々ちゃんの好きな人