ひとめぼれ。 完








「…え、春輝、どうしたの?」

「ごめん、ごめん桃華」

「…後で、少し話そう」



そして私達は講義が終わったあと、
大学の中庭のベンチに腰掛けた


春輝は、ぼーっとして動かない


何が、最低なんだろう
私にキスしたこと?


「…春輝、言ってくれなきゃわかんない」