ひとめぼれ。 完








「…それだけ、今日はありがと、じゃあ」



春輝はそう言うと、来た道を戻って行った



私は、ぼーっとしてそこから
しばらく動けなかった


そして袋に入ったコップを見る



「…今日は、渡す気分じゃない」



私はゆっくりと脱力した様に階段を登った