拓真が帰っていくときの香りとカーディガンの香りが同じ香りだった。
匂いに敏感なあたしにとって、すごく嬉しいこと。
「昨日、あいつといたのか?」
いつもの低い声。
でも少し不機嫌。
「うん。丸付け頼まれて」
「ふーん。で、それは」
祐介が指差す方向にはカーディガンとお菓子。
「お菓子はお礼で、カーディガンはいつの間にか拓真寝てたからこれかけて帰ってきゃったから、洗って返してくれた。」
「そうか」
「なに?妬いたの?」
ふざけて、ふふふって笑って見せる。
「あぁ」
あぁ
あぁ?
あぁ!?
「え。」
「昼飯行くぞ」
そう言って歩き出す祐介。
どういうこと?

