「そういうわけには行かねえんだよ。俺らは鳳龍を潰さなきゃいけねえからな。お前っていう弱みを掴んで」
あたしが弱み?
「いいぞ」
さっきからあたしの真ん前にいる一番偉そうな金髪が声をかけると、男達があたしに手を伸ばしてくる。
が、固まる。
「?」
男達の目線はあたしの……後ろ?
振り返るとそこには、息を切らした
「鳳王……!!」
『ねえねえ、鳳王のオウって、これじゃないの?』
昔、一度だけ豪に聞いた覚えがある。
それは、鳳龍とやるとき。
ホウオウって普通『鳳凰』でしょう?
瑞鳥だっけ。
『かけてんだよ。餓鬼はそういうの付けたがる。鳳凰ってのはオスとメスの瑞鳥って意味だ。だから、オスの鳳だけ残して王の漢字にしたんだ』
『へー、なんで?』
『態度が王様?とかか。あ、顔がいいから王子とか?あほくさ』
そういって爆笑してた豪。
これ言ったら怒っちゃうよ。
ねえ、………祐介?

