「すまなかった」
どこまで惚れさすつもりなの、この子。
なんか子供の成長を実感してる親みたいな気分。
感動でいっぱい。
「こいつら、悪い奴じゃねえんだが、最近働かせてばかりで鬱憤が溜まってたんだと思う。だが、こいつらは俺が処理する。だから、許してくれ」
後ろで倒れている奴らもそんな祐介を見て目を見開いている。
あたしがいた頃の羽龍は最強とまで呼ばれ、そこまで毎日のように喧嘩しているような族じゃなかった。
でも、鳳龍は羽龍のひとつ前の踏み台として喧嘩をいろんなとこから売られる。
そう、噂で聞いた。
だから、忙しいんだろう。
「祐介、あたし祐介大好きになったよ」
頭を下げたまま固まる祐介。
後ろの奴らも動揺してる。
「仲間を大切にしているところ、自分の手が回らなかったことの反省してる気持ち、すっごく伝わってくる。」
「…………」
頭をあげて眉間にシワを寄せる祐介。

