くもりのち晴れ



『おはよー。』







『ちょ、乃蒼今日翔太と遊ぶの?』







『なに凜どうしたの?遊ぶけど…』






『ついに!カップル誕生かな!』






『?カップル?私翔太のこと恋愛感情ないけど。』







『…へ?』







友達の日野凜は、驚いてた。

驚くも何も、私別に翔太のこと好きとか一言も言ってないんだけど。







『がちなの?』






『うん。ホントだよ?』







『…嘘。』








何みんなそんながっかりしてるの?







良くわかんないな。
よし、寝よ。




そして、寝てたらいつの間にか一日が終わってて、翔太が呼びに来てた。






『あ、ごめん、今行く!』







そして、アイス食べたりゲーセン行ったり、何をするわけでもなく楽しく過ごした。







『…あのさ、乃蒼。』






『んー?』






『…俺、乃蒼のこと好きなんだ。付き合ってくれないかな。』







『ん?』







1度翔太の方を見た。
翔太の顔は真っ赤で。






『…ごめん、翔太。私、そういう風に見てなかったっていうか…、友達として、ね?』






『…まじか。急にゴメンな。』






『…うん、あと…好きな人いるの。ごめんね。』







『…バイト先か。』







『うん。』






『何となくそんな感じしてた。』







翔太は、切なそうに笑ったあと顔を背けた。







『俺、これからも乃蒼の一番の友達でいたい。』






『私も、翔太の一番の友達がいい。』








お互いそう言って、笑いあった。