ねえ、俺を見て




――――ガラガラガラガラ

誰かが、入って来た音。


誰だろう……

本、借りに来たのかな。



入口付近から私がいる位置は死角になっていて、あっち側から私がいることは確認できない。

それと同じに、私も見ることはできないから、声や音だけが聞こえる状態。




「それで、話しってなに?」



あれ?誰かと話してる?一人じゃないのかな。

私は気になって、勉強そっちのけで耳を澄ませる。