「黙れよ、おめぇら。黒蝶の倉庫で言い合いすんじゃねぇよ!」
「「はい。」」
パコン
「いってぇ…」
当夜がそばにあった雑誌を丸めて駿を叩いた。
「駿もうるさい。
で…どうする?黒蝶さん、組む?組まない?」
「組む…で、いいんだろ?蓮。」
「ああ。よろしく、白華。」
私以外は頷いた。
別に組む必要性があまりない気がするんだけど…。
そこから黒蝶の幹部室で話していると…樹がみんなに向かって言った。
「そういえばさ、また出たんだろ氷龍。」
「らしいな。」
出雲が答えた。
「やっぱり話が回ってくるよな。」
「回ってきたわけじゃねぇよ。」
出雲のその言葉に白華のみんなは反応した。
「それってどういうこと?」
