『お母さんお母さん!!死んじゃうなんて嫌だよ。私を置いて逝かないで。…ヒックヒック』

わかってるのに。

こんなこと言ったって、お母さんを傷つけるだけなのに。

なんで、感謝の気持ち言えないんだろう。

一番言うべきことなのにね。。



そして、お母さんが今も途切れそうな声を絞り出すように話始めた。

『幸。ごめんね…お母さん、今日のパーティーの用意するために自転車で買い物に行ったの。そしたら、車が突っ込んできて…』

『お母さん…』





ーーーーーガチャーー