『笑未。お母さんのせいで、ごめんなさい。本当に。笑未のせいじゃないんだよ。。全部お母さんのせいなのよ。。』

『お母さん、ごめんなさい。私自分勝手だよね。自分が悪いのに、逆ギレなんかして…。家出して、2年も戻ってこないなんて。家族のことなんか考えずに…。ヒックヒック』


『笑未。素敵な名前でしょ?
あなたの名前はお父さんと決めた名前。いつまでも笑顔が絶えない素敵な女の子になりますように。って。
お母さんね。笑未には笑っていてほしいの…。笑っている笑未の顔が好き…。』


『うん…!!お母さんありがとう。あたしね、お母さんのような人になりたい。そして、いつかお母さんをこえるお母さんになってみせるよ。料理が上手で、優しくて、いつもあたし達を大切にしてくれて…。お母さんが望むこと出来たかわからないけど、だけど、お母さんの娘で良かったよ。ありがとう。』

ニコッ



『そうよ…。それでこそ笑未…。お母さんも笑未が娘で良かったよ…。お父さんとお母さんの娘に産まれてきてくれてありがとう…。ううん。望み以上よ。それに、お母さんの名前の由来はそういう意味じゃないのよ。「希望」に向かって歩いていけますように。っていう意味なのよ…。望みは高望みするためのものじゃないの。自分の力で一歩ずつ歩いていくことだよ。』

『そうだね。お母さん今までありがとう。そしてごめんなさい。』