私は驚いて後ずさりをした。 すると山下先輩が私に 「背、小っちゃいね~」 と言ってきた。 私はあまりに突然の出来事で声が出せなかった。 しかしそんな私におかまいなしに山下先輩は 「ほんとに高校生? 小学生なんじゃねぇの?」 と言いながら笑った。 『えっ…あ、高校生です……』 そう言った私に山下先輩が 「嘘だよ! 分かってるって!! からかってごめんな。」 とまたあの私が大好きな笑顔で私の頭をポンポンと撫でた。