「ねぇ、明日から一緒に学校行こうよ」

「うん…」


窮地に追い込まれた私達。


明日が不安なのも同じ…

「じゃあ…あの公園で待ち合わせ」


浅中さんの言葉に頷いてそっと下を見た。


沙由奈達は諦めて帰って行く様子。


とりあえず、今日はなんとかなった。

明日から…どうしよう。


「私、浅中芽衣。芽衣でいいよ…歩成ちゃん」


歩成ちゃんって呼ばれたことに、少しくすぐったい気持ちになった。


「芽衣…ありがとう。よろしくね」

こんなきっかけで、友達…ができるなんて。

何が起こるかわからない。