バタバタバタバタバタ



足音が家中に響く



「陽南、もっと、女の子らしくしなさい」



そういったのはちゃぶ台の上で新聞を読む爺ちゃんだった




「はーい」


生返事だけ返し、台所に向かう



「ばーちゃん、おはよー」


「おはよー陽南ちゃん」


「陽南、手伝うよ」


「そう、ありがとう、それじゃ、その食器運んでくれる」


「はーい」